11月, 2016年
粗大ごみ・不用品処分について⑥
粗大ごみ・不用品処分についての続きです。
今回でラストとなります。
最近ニーズの増加しているご供養品についてになります。
4、ご供養について
長年使用されたご愛着品や代々受け継いできた形見など、大事にしてきた物をやむを得ず処分しなくてはいけない場合、むやみに捨てる訳にもいかず非常に悩まれる方が多いです。そんな場合はご供養・お焚き上げサービスをお願いするとよいでしょう。
ご供養・お焚き上げが行われるお品物例
・仏壇 ・仏像 ・神棚 ・掛け軸 ・絵画 ・寝具 ・衣類 ・人形 ・写真・ 葬儀品 ・その他身の回りの品
自分に何かあった時、これだけは大事にしてほしい、やむを得ず捨ててしまう場合はご供養・お焚き上げしてほしい、こんな事を明確にしておく事も非常に大切な事です。是非一度、ご自宅にあるものを確認してみましょう。
粗大ごみ・不用品処分について⑤
粗大ごみ・不用品処分についての続きとなります。
今回は粗大ごみや不用品搬出時の料金についてとなります。
3、整理・処分の一般的な費用について
複数の遺品整理会社から見積もりを取ってみるとよくわかりますが、遺品の回収・処分にかかる費用は会社によって異なります。では、遺品整理の費用はどのように決まるものなのでしょうか。気をつけないと、予想外に費用がかかってしまうこともある生前・遺品整理の委託。実際にかかる料金の算出方法を理解しておくことは大事です。
生前・遺品整理にかかる費用の主な内訳は、運搬費用(物を運ぶトラックの使用料など)+処分料金(物の処分にかかる費用)+作業費用(分別・梱包・搬出などの費用)となります。
こうした費用は、回収・処分する物の分量や、一戸建てかマンションかなどの条件によっても変わってきます。例えばマンションの場合だと、エレベータがあるとないでは作業時間もかわりますので、料金もおのずと変動します。引っ越しの専門会社に支払う金額をイメージすると、わかりやすいかもしれません。いずれにしてもしっかりと見積もりをとることが大切です。
粗大ごみ・不用品処分について④
粗大ごみ・不用品処分についての続きとなります。
今回の許可を有している業者にお願いするという事はとても重要となります。
★廃棄物処理の許可を有している業者か確認する
最後に、廃棄物処理の許可を有している業者か確認する、という事ですが、不用品回収や生前整理・遺品整理等をうたっている業者の中には、廃棄物処理の許可を有していない会社もあります。自治体により多少異なりますが、廃棄物を処理するには一般廃棄物収集運搬業もしくは産業廃棄物収集運搬業の許可を有している会社に依頼をする必要があるため、許可を有している会社に依頼する事が大事となります。もし許可がないと、整理後に廃棄物として処理する際に自社で廃棄物を処理する能力がないという事になりますので、最悪の場合は処理できずに不法投棄につながるケースもあります。許可を有しているかは必ず各会社のホームページや広告に載っておりますので、専門業者にお願いする場合は、必ず廃棄物処理の許可を有しているかを確認しお願いしましょう。
※専門業者にお願いする場合に安くする方法
専門業者にお願いできれば非常にラクなのですが、少しでも費用を抑えたいと思うのが正直なトコロです。そんな時は、事前にいくつかの作業を行うだけでも、大きく金額が変わる場合があります。まずやっておきたい事は仕分け。燃える物、燃えないもの、古紙や衣類等の資源物等、日常の廃棄物を捨てる際に行う分別をするだけでも、費用が安くなります。またこれらの物を袋詰めしておく、本や雑誌はヒモで縛っておく等、梱包作業を事前に行っておく事で当日の作業量が減らせますので、もし余力がある場合はやってみましょう。
粗大ごみ・不用品処分について③
粗大ごみ・不用品処分の昨日の続きとなります。粗大ごみを業者にお願いする時の注意点となります。
②専門業者にお願いする
沢山の不用品がある場合や整理・処分をする時間がない等、自分で作業が行えない事も多々あります。こういった場合は専門業者にお願いしましょう。ただ、お願いする場合は費用が掛かりますので、なるべくコストがかからないようにする工夫が大切となります。また、他者に自宅の整理をお願いするので、必要・不要な物を明確に伝える事が非常に重要になります。ここを曖昧にしてしまうと、大切な物が処分されてしまう可能性もありますので、ご注意ください。
★買取業者にお願いする
専門業者にお願いする場合、まず実行したい事は、買取業者に買い取れる物を買い取ってもらう、という事です。不用品整理業者の中にも買取りを行っている業者はありますが、各社によって得意不得意があります。もし時間と手間をかける事ができるのであれば、いくつかの種類毎に買取り業者さんを呼ぶ事ができれば、費用を抑えるどころか、不要な物をお金に変える事が可能です。一般的に、家電、本、貴金属類は多くの専門業者がありますので、近隣に無いかチェックしてみてください。また、基本的に買い取れるものは比較的新しい物でないと難しいのですが、古物・骨董・ビンテージ物などは古い物でも思わぬ金額が付く場合もあります。
★不用品整理業者にお願いする
不用品業者にお願いする場合はいくつかの注意点があります。まとめると下記の通りとなりますのでご注意ください。中には悪質な業者も存在し、トラブルとなるケースも聞きますが、最初に何点かを注意しておけば問題ありませんので、必ず確認しておきましょう。
・ 必要な物と不要な物は明確にしておく
・ 必ず見積りを事前にとり、追加が出る場合も事前に金額を確認しておく
・ 廃棄物処理の許可を有している業者か確認する
★必要な物と不要な物は明確にしておく
まず必要な物と不要な物を明確にしておく、という事ですが、家の中の物を他者が作業を行いますので、誰が見ても分かるようにしておく事が重要になります。テープやシールを貼る、必要な物・不要な物だけをおく部屋をつくる等、一目で分かるようにしましょう。可能であればあれば、整理会社のスタッフにも一目でわかる「捨ててはいけない物リスト」を作り、当日スタッフに渡しておけば、誤って捨てられてしまうリスクを軽減できます。 作業当日に指示すれば良い、と考える方もいらっしゃいますが、当日来る人数が多く指示が行き届かない、他の用事がありそれどころではなかった、という事も多々ありますので、必ず事前にやっておきましょう。また、大事な物が棚や押し入れの奥にある可能性が有り、ある程度整理をしないと分からない場合は、事前に作業員に伝えておくと良いでしょう。写真やお手紙等、分けて残しておいてほしい旨を伝えておけば、きちんとした業者はわけてくれます。
★必ず見積もりを事前にとり、追加が出る場合も事前に金額を確認しておく
次に見積りに関してですが、当初の見積りと作業後の見積りが大きく異なるというトラブルがテレビや週刊誌で報じられています。悪質な業者の場合、最初を安く見せておいて、追加分を曖昧に回収し、作業終了後に法外な金額を請求する、という手口を行う業者もあるそうです。このようにならない為にも、必ず事前に見積りを取る、追加が出る場合も出た場合はいくらになるのか必ず事前に確認する事を徹底しましょう。
粗大ごみ・不用品処分について②
昨日公開した粗大ごみ・不用品処分についての続きになります。
2、不要な物を整理・処分しよう
必要なものと不要な物の分別が完了しましたら、次は早速不要な物を整理・処分しましょう。不要な物の整理・処分をするには、まずは下記の二つの方法に大別できます。
①自分で整理・処分をする
②専門業者にお願いする
上記の2通りの方法のそれぞれの注意点をチェックしていきましょう。
①自分で整理・処分をする
不要な物を整理しようとする場合、まずは大半の場合は自ら整理・処分を実行しようすると思います。しかし大量の物がある場合、沢山の種類の物がある場合は、何から手を付けてよいのか途方に暮れてしまい結局何も手につかない、なんて話も良く聞きます。
この場合、まず実行して頂きたいのは、日常生活の一般回収ゴミで出せる物を少しずつでも良いので出していく、という事です。各市区町村で回収するゴミの処理費用は、大半を皆さんの税金で賄っておりますので、整理業者に整理・処分してもらうより必ず費用は安価となります。紙ごみや食品等の生ごみ、衣類や本など、自分でも少しずつ作業できる物は沢山あります。費用は自治体によって、無料のところもあれば、有料の袋に入れて出す等、各自治体によって様々ですので確認をお願いします。
また、多少の粗大ごみであれば、回収や持込で処分をしてくれる自治体もありますので、お住まいの自治体のホームページや電話で問い合わせるなど、確認をしてみましょう。労力を惜しまなければ、大半のゴミを安価に片づける事が可能です。
★自分で整理・処分をするメリット
・ 費用が安い
・ 自分で作業を行うので、安心
・ 自分のペースで行える
★自分で整理・処分をするデメリット
・ 作業が大変
・ 時間がかかる
・ メリハリがつかず、中々作業が進まない事がある
粗大ごみ・不用品処分について①
最近、個人の方より不用品・粗大ごみの処分について、ご相談頂く事が多くなりました。そんな事もあり、粗大ごみや遺品整理時の注意点をまとめる機会があり、こちらに投稿致しますので、ご参考頂ければと思います。
長いので何回かに分けて投稿します。
1、必要な物と不要な物の分別をしよう
もし自分にもしもの事があった時のために、残しておいてほしい物とそうでない物の分別は行っていますか?この作業はやっておかないと、いざという時にとても大変な事になります。生前整理・遺品整理の第一歩は、必要なものと不要な物の分別からはじまります。
突然のご遺品整理の場合、生活していたそのままの状態からの片づけ、という場合も多々あり、その整理・処分は簡単ではない場合が多々あります。
きちんとした分別が無く、時間に限りがある場合、「貴重品だけ出てきたら保管しておいて、残りは全て処分してください」なんてご依頼が大半となります。整理する業者側も分別をしながら処分作業を行いますが、それだけ時間も費用もかかってしまいます。
★大切なものは一目で分かるように分けて置いておきましょう
通帳や自宅の権利書等の書類、貴金属等の貴重品は必ずわかる場所に置いておきましょう。そしてそれだけでなく、ご先祖様代々のお写真や形見、お手紙等、次世代にも残しておきたい物も分けて置いておくと良いです。ご先祖代々の大切なものが間違って処分されないよう、絶対に残しておきたいものは必ず分けて一目でわかるようにしておきましょう。
可能であれば下記の様なリストを作っておく事をオススメします。もし何かあった場合でも、保管されている場所が明確であり、事前に選分されていると、整理作業をスムーズに進められます。
整理作業時に捨ててはいけないものリスト例
- 現金
- 通帳類
- 証券類
- 印鑑
- 身分証明書類
- リース品や、他の人から借りていて返却が必要な物
- 医療器具など病院に返却が必要な物
- 鍵類
- 遺言書・遺書
- 美術品など高価値品類
- 大切にしている物や手紙やアルバムなど
- その他、思い出があって残したい物
逆に特に必要のない不要な物は、思い切って処分しておく、いわゆる断捨里をしておきましょう。生前整理・遺品整理の作業を行うと、どれだけ整理が行き届いた家でも、必ず押入れ1~2段分の贈答品があります。大体のモノが10年以上の年代物です。何十年も未使用の物に、かなりの額の家賃を払っている事になります。皆さんも心当たりはありませんでしょうか?もし現在生活するにおいてしばらく必要の無い物があるのであれば、使える物でも思い切って処分してみては如何でしょうか?