粗大ごみ・不用品処分について①
最近、個人の方より不用品・粗大ごみの処分について、ご相談頂く事が多くなりました。そんな事もあり、粗大ごみや遺品整理時の注意点をまとめる機会があり、こちらに投稿致しますので、ご参考頂ければと思います。
長いので何回かに分けて投稿します。
1、必要な物と不要な物の分別をしよう
もし自分にもしもの事があった時のために、残しておいてほしい物とそうでない物の分別は行っていますか?この作業はやっておかないと、いざという時にとても大変な事になります。生前整理・遺品整理の第一歩は、必要なものと不要な物の分別からはじまります。
突然のご遺品整理の場合、生活していたそのままの状態からの片づけ、という場合も多々あり、その整理・処分は簡単ではない場合が多々あります。
きちんとした分別が無く、時間に限りがある場合、「貴重品だけ出てきたら保管しておいて、残りは全て処分してください」なんてご依頼が大半となります。整理する業者側も分別をしながら処分作業を行いますが、それだけ時間も費用もかかってしまいます。
★大切なものは一目で分かるように分けて置いておきましょう
通帳や自宅の権利書等の書類、貴金属等の貴重品は必ずわかる場所に置いておきましょう。そしてそれだけでなく、ご先祖様代々のお写真や形見、お手紙等、次世代にも残しておきたい物も分けて置いておくと良いです。ご先祖代々の大切なものが間違って処分されないよう、絶対に残しておきたいものは必ず分けて一目でわかるようにしておきましょう。
可能であれば下記の様なリストを作っておく事をオススメします。もし何かあった場合でも、保管されている場所が明確であり、事前に選分されていると、整理作業をスムーズに進められます。
整理作業時に捨ててはいけないものリスト例
- 現金
- 通帳類
- 証券類
- 印鑑
- 身分証明書類
- リース品や、他の人から借りていて返却が必要な物
- 医療器具など病院に返却が必要な物
- 鍵類
- 遺言書・遺書
- 美術品など高価値品類
- 大切にしている物や手紙やアルバムなど
- その他、思い出があって残したい物
逆に特に必要のない不要な物は、思い切って処分しておく、いわゆる断捨里をしておきましょう。生前整理・遺品整理の作業を行うと、どれだけ整理が行き届いた家でも、必ず押入れ1~2段分の贈答品があります。大体のモノが10年以上の年代物です。何十年も未使用の物に、かなりの額の家賃を払っている事になります。皆さんも心当たりはありませんでしょうか?もし現在生活するにおいてしばらく必要の無い物があるのであれば、使える物でも思い切って処分してみては如何でしょうか?